読書はお好きですか?
季節は秋
10月に入り、いよいよ今年も3ヶ月をきった
僕はと言えば仕事でてんやわんやの日々を過ごしている
そう!今が一年で一番忙しい時なのだ
今年始めたプロジェクトがようやく形になり始めるころだし
来年に向けてまた新たな試みをしていかなくてはならない
営業マンとして働く中で
毎日目まぐるしく状況が変わっていくその中で
ふと昔の自分を振り返ってしまう・・・
新入社員として働き始めたころを思えば、だいぶこの状況を楽しめるようになった
うぬぼれるにはまだ早い
ぼくなんかまだまだ半人前の営業マンだ
でもやっぱり人は経験を重ねて成長していくものだなとつくづく思う今日この頃
疲れ果てて帰る真夜中
僕の心を癒してくれるのは「読書」だ
前回のエントリーで取り上げた課題
「英語以外で何かすきなことを見つける」
douteisotsugyou.hatenablog.com
このエントリーを書いてから、その英語以外の何かをずっと心の中で探していた
そして僕は英語以外に熱中できる自分の好きなことはこれなんじゃない?と思うようになった
それが「読書」である
今日はこの読書について書いていきたい
僕と読書の出会いは学生時代にさかのぼる
僕の通っていた中学校では「朝読書」と呼ばれる時間があった
毎朝、授業が始まる前の15分、席に座り読書をしましょうという試みだった
当時の僕は最初はこの時間が苦痛だった
「せっかくの休み時間だし、友達と喋っていたい」
そう思っていた
しかし、この朝読書の時間は静けさが教室を支配し、煩くするものを追い払う
そんな雰囲気があった
僕もしぶしぶこの空気の奴隷となり、読書生活をスタートさせたのだった
「朝読書」の時間は、皆思い思いの本を読んでいた
小説を読む読書好きの女の子
百科事典を読む学級委員の男の子
野球の技術書を読む野球部の友達
他の人が読んでいる本を見るというのは、その人のどんなことが好きなのかというのを知ることが出来て中々面白かった
なんかちょっと他人の心を覗き見している気がして、ちょっとエッチだなと僕は思っていた
そしてそんな僕はというと、ノンフィクションストーリーが好きだった
著名人の自叙伝であったり、当時流行っていたプロジェクトX等に代表されるサクセスストーリー系等を読み漁っていた
世に名を遺した人が、その時々で「何を考え」、「どう行動し」、「どういう結果になったか」
活字から躍り出るその一連のプロセスに僕はとてもワクワクしたことを覚えている
今思えばこの頃からぼくは「作られたもの」ではない「リアルさ」に触れるのが好きだったのだろう
「現実は小説より奇なり」とは言ったものだが、僕はその現実の世界に起こる小説でも書けないようなドラマが好きだった
それは十数年たった今でも変わらない
未だに自叙伝が好きで、著名人(特に起業家)の本は好き好んで読んでいる
それ以外にも、脳科学や心理学、経済やスポーツ、ハウツー本など内容は多岐にわたる
そして最近ではあれだけ嫌いだった小説も少しずつではあるが読むようになった
理由は正直よくわからないのだが・・・・
まあとにかく本を読むのは好きだ
だから今日はこの「本が好き」という気持をもう少し掘り下げていきたい
「あなたはなぜ読書が好きなのですか?」
そう聞かれたら今の僕はこう答える
まず本というものを通して、「自分がまだ知らない世界を覗くことができる」というのが僕が読書が好きな理由の一つだ
自分が知っている世界というのは、実際に今まで自分が経験してきた物事から構成されている
勇気を出して踏み出したその一歩一歩が僕の血となり肉となり、そして自分の世界となるのだ
だから自分が踏み入れたことのない世界というのは正直全くわからないものである
プロスポーツの世界や、芸能人の世界、その他趣味や教養の世界等
残念ながら生きていく中で自分とは縁がない世界も数多くある
でもそんな「未知の世界」への入場券をくれるのが「読書」だと僕は思っている
たとえ経験はしていなくとも、読書を通じて自分の知っている世界と、未知の世界をつなぎ合わせてくれるような
そんな働きをしてくれるのが読書だ
読書をすることで、その道の世界を覗きみることができる
そしてその未知の世界への入場をきっかけとして、自分の世界をどんどん広げていくことができるのだ
僕が普通に生活していたら、孫さんにはまず会うことはできない
話をすることもできなければ孫さんが何を考えどう生きてきたかもわからない
しかし、彼の本や伝記を読むことで彼の考えの一端を知ることができ、そこで得た考えをヒントに自分の生活にも生かすことができる
彼の人生を覗き見し、自分の人生にフィードバックさせることができるのだ
そして沢山の成功者の本を読む中で、ある程度の共通点が見えてくることがある
例えば「夢や目標はノートに書きましょう」とか、「他の人に自分の目標を宣言しましょう」とか
あの人もこんなことを言っていたな・・そしてこの人も同じことを言っている・・・
そういうシチュエーションにも沢山出会うようになる
そしたらそれはもう「原理・原則」だと、そう考えることができるだろう
そうして読書を重ね、共通項を掴んでいく過程というのは、自分なりの価値観形成というものに、良い影響を与えてくれると思う
時に起こる困難にも「あの人はこういう風にして対処していたな」とか
自分ひとりで生きていたら到底思いつかないような発想・考えに触れて、人生をより良い方向にする手助けをしてくれるのが読書だろう
親でも学校の先生でも友達でもない存在だけど
人生を通して自分をサポートしてくれる存在
そんな読書が僕は好きです
取敢えず今思ったことを書きなぐってみた
自分が好きなことに対して「なぜ好きなの?」と問うことは結構難しいな
「なんとなく好き」なんてことも沢山あると思うし、そこに理由をつけるのが必ずしも良いとは限らない
ただ、僕は今自分の好きなものを見つけ、その好きな気持ちはどこから来るのかというのを一つ一つ考えて絞り出していきたい
そうやって自分の気持ちと向き合っていくことが、自分を知ることにつながり、自分とはいったいどんな人間か?ということを知ることにつながるから
きっと恋愛を始める前に、こうやって自分自身と向き合う思考を身につけておいた方が良いのだろう
自分自身がどういう人間かということを知っていれば、どうしたら相手に対して自分自身を役立てられるかということが分かるようになると思うから
だから僕は今とことん自分と向き合っていきたい
自分自身がどういう人間かというのをもっともっと知るために
~童貞卒業への道程は続く~