一人旅~山口・下関編~
道の先まで行ってやれ! 自転車で、飲んで笑って、涙する旅 (幻冬舎文庫)
- 作者: 石田ゆうすけ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/07/05
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
自転車で世界一周を旅したという著者が日本各地を旅した時に感じた思いをつづった本
旅作家は数いれど、彼ほど情景の描写が上手い人はいないと思う
訪れた各地での人々との交流
そして各地で味わうその土地ならではの料理
その一つ一つのシーンの描写から
まるで自分も一緒に旅をしているかのような気分にさせてくれる
今回、この本に触発されて旅に出ようと思ったのは否定できない(笑)
そんな石田氏の本を読みながら自分の旅のプランを考えてみる
やっぱりテーマを決めたほうがいいな
何か一つ今回の旅の軸となるものを決めよう!
そしてたどり着いたテーマはズバリ
「人とのふれあい」
色んな人に話しかけてみよう!
現地の人とのふれあいを通して何かを感じることが出来るはずだ
そう思った
そんなこんなで色々と思索しているうちに電車は下関へ到着
ホテルへチェックインし、さっそく今回のテーマ「人とのふれあい」に沿って行動してみる
旅の高揚感からか、僕も積極的に話しかけてみる
「おすすめは何ですか」
そうすると、先ほどのホテルのお姉さん同様うれしそうに色々とおススメを教えてくれた
その笑顔を見ていると、こっちまで嬉しくなってくる
「じゃあそのおススメのフグ鍋コースでお願いします」
「はい!かしこまりました!!」
良い街に来たなー!
まだ来たばかりだというのに僕はすぐにこの下関が好きになってしまった(笑)
きっとその土地の景色や食べ物がどれほど良くても、最後に印象に残るのは現地の人たちとのふれあいなのかもしれないな
そんなことを思いながら一人ニヤニヤしていると、フグの刺身が運ばれてきた
綺麗に透き通った身
さっぱりとポン酢でいただく
おう!凄まじい弾力ではないか!!
今まで食べたどの魚よりも歯ごたえがあり、ほのかに口の中に甘味が広がる
美味い!!
そしてフグ鍋の登場
このぷりぷりの身
ほんのり火を通して口の中へ
おー!!火を入れるとさらに甘味が増してより一層美味い!!
ビールはこの時点で早くも3杯目へ(笑)
そして最後は雑炊で〆る
うーん幸せ!!!!!(笑)
店を出るとき、笑顔で
「美味しかったです!!ごちそうさまでした!!」
そう伝え店を後にした
ほろ酔い気分でホテルまでの道を歩く
なんだかいい旅になりそうだな・・・